日本で行われる葬儀・お葬式の大半は仏式で行われていますが、中には神式葬やキリスト教葬が行われることもあります。葬儀に参列する際の服装は仏式葬とほとんど変わりませんが、挨拶のやり方・不祝義袋の表書き・式での作法などは異なります。はじめて仏式葬以外の葬儀に参列する際は、事前に確認しておく必要があります。

■神式葬
・挨拶
神式葬では、仏教用語である「冥福」「成仏」「供養」という言葉は使わないのがマナーです。
挨拶する際は、「御霊のご平安をお祈りいたします」「拝礼させていただきます」「お知らせをいただき、ありがとうございました」と言葉をかけるようにしましょう。

・不祝儀袋
蓮の花が描かれた不祝義袋は、仏式葬の身で用いるものなので、神式葬では、蓮の花の入っていないものを使います。水引は黒白・白一色・双銀の結び切りです。表書きは「御玉串料・御霊前」などが使われます。

■キリスト教葬
・挨拶
キリスト教葬でも仏教用語は用いず、お悔やみの言葉を述べる場面では、「安らかな眠りをお祈りいたします」と伝えるのが陽でしょう。

・不祝義袋
花や十字架のついた専用の不祝儀袋を用います。表書きは、「お花料・御花料」を使用します。カトリックでは、「御ミサ料」を用いることもあります。

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